2021年を振り返ってみたはなし ~小遣い帳編~

 今まで自分の資産全体の状況はウェブサービス(MoneyFoward)を使っておおまかに把握していましたし、収入額に比して多めに積立貯金や投資をして、足りなくなった分は取り崩すのが僕の大雑把な資産管理法でした。

 今みたいに市況が上向いているからこそ出来る荒業ですし、結局のところ無駄な支出を抑えないと崩す額が増えるので実はここ数年思ったように積み上げができていない状況です。


 この状況を改善すべく大雑把な「小遣い帳」を付けてみることにしました。


 仕組みとしては以下の通りです。


1 一日の予算を1万円に設定します。年間365万円。かなりユルめですが、元々単なる目安ですし。


2 光熱水費や通信費と言った自覚的に支払わない引落し経費は予算の枠外として一切考慮しません。


3 1、2を踏まえて自分が店頭やネットで決済した経費についてこの予算1万円をベースにプラスマイナスを積み上げていきます。


 プラスに積み上がった額=可処分所得という認識で消費の目安にする形を想定していた訳ですが、今日現在でマイナス3万2千円ぐらいですね。

 この結果が独身50代男子(実家住まい)でも資産形成が進まない現状を顕していますが、冬物の衣服を買ったり、お年玉を出したり、食料品も年末年始はいつも通りの買い物が出来なかったりで、ある程度「そうなった理由」は把握出来ていますし、そもそもカード払いの比率が高くなって実際の収支と現金残高の動きにタイムラグが出来たり、金融商品の取り崩しと「収入」の区別がつかなかったりと言った直観的に「出入り」が把握しにくい現状の問題点を解消するために始めたことで、今「やりくり」が上手くいっていないこともむしろその状態を把握できているので仕組みとしては想定通り機能していると思っています。

 あとは「赤字」が積み上がって嫌になって放棄しちゃうのが最悪のシナリオですかね(^-^;


 ちなみにこれもNotion上でやっています。

 正直GoogleSpreadSheetの方が向いているかなと迷ったのですが、月ごとの集計を取ったりグラフ化したりと言った使い方を始めると逆に「手段の目的化」といういつも陥る罠に捕らわれそうです。

 今日時点の状況を知るという意味では必要充分ですし、なにより日々の入力作業がお手軽なので自分はこれで良いかな、と思っています。